2、自動記録によるマクロの作成

2−3、絶対参照と相対参照


絶対参照

絶対参照とはセル番地(セルの位置)を「A1」、「B2」、「C3」というような形で指定する形式のことで、A1ならA1、B2ならB2という固定されたセル番地を指定できます。
指定したいセル番地があらかじめ分かっている場合はこの形式で指定します。


相対参照

相対参照とは絶対参照と違い、指定したいセルがあらかじめわからない場合に使用する形式です。
例えば、「あるセルから3列右のセル」とか、「あるセルから7行下のセル」とか、「あるセルから3列右でさらに7行下のセル」などというように、基準となるセルからどのくらい離れているかで処理を行いたいセルを指定するものです。

違いを実感してみましょう

先ほど記録した「Macro1」は実は絶対参照で記録されています。だからどのシートを開こうと、どのセルが選択されていようと、必ず「B2」セルに処理が実行されることになります。
それでは以下の操作を実行し、相対参照による新しいマクロ「Macro2」を作成して下さい。

それでは、実行してみましょう。

どうですか?おわかりいただけましたか?
固定のセルに処理したい場合は「絶対参照」、選択している状態によって処理対象のセルが変わる場合は「相対参照」というように場合によって使い分けができるわけです。